特定調停の知識とノウハウを徹底解説―特定調停のメリット、デメリット、任意破産、自己破産等。

任意整理や個人民事再生とくらべて、自己破産の名前はよく知られているでしょう。しかしマスコミ記事では「選挙権を失う」「引越しができなくなる」「人生の終わりだ」……等々、かなりウソの多い情報が流れています。

本当の自己破産の姿がどんなものか、しっかり理解しておかないと危険です。かく言う私も、いざ多重債務で困ってみるまで誤解していた面がかなりありました。


■メリット

・すべての債務の返済義務がなくなる。
・居住制限や職業の制限は、免責を受ければすべてなくなる。


■デメリット

・手続きに半年以上かかることが多い。
・ギャンブルなど自己責任の借金は(原則として)なくならない。
・官報に破産者の氏名など個人情報が記載される。
・最低限の生活費と家財道具を除くすべての財産を失う。
・ブラックリストに載るため、数年は新たに借金やクレジットカード作成ができない。
・破産すると、それから7年間は2度目の自己破産ができない。

こうしてみるとデメリットが多いように見えますが、すべての借金の返済義務がなくなるメリットは非常に大きいものです。それに勝手に引っ越せなかったり、会社の取締役になれない各種制限は、自己破産のあとに免責が確定すれば消滅します。

無責任なマスコミ記事で「自己破産者はずっと苦しい生活が付いて回る」ような言われ方をしているのは、明らかに間違いです。

また、政府が発行する官報に破産者の情報が載ることは確かですが、まず一般人はこれを目にしません。それに、毎年20万人を超える破産者のなかから1人だけをピンポイントに探し当てることは不可能といっても良いでしょう。

つまりデメリットは世間で言われているほど深刻なものではないのです。

☆今、人気の100冊♪

© 2006-2008, tokutei-choutei.com
All Rights Reserved